△付託事項の中間報告について(
長野赤十字上山田病院対策特別委員長)(
基本計画策定に関する
調査特別委員長)
○議長(中沢政好君) 日程第1、
委員長報告。議案第92号から議案第104号及び議案第107号、議会第16号、請願第6号及び請願第7号まで、以上17議案を一括議題といたします。 これより、
関係常任委員長から審査結果の報告を求めます。 初めに、
宮下総務文教常任委員長。 〔
総務文教常任委員長 宮下静雄君 登壇〕
◆
総務文教常任委員長(宮下静雄君)
総務文教常任委員長報告を申し上げます。 本定例会におきまして、当委員会に付託となりました案件の審査のため、委員会を開催いたしましたので、その経過と結果を御報告申し上げます。 まず、議案第92号 千曲
都市計画事業杭瀬下土地区画整理事業に係る町の区域の画定に伴う関係条例の整理に関する条例制定について申し上げます。 本案は、
杭瀬下土地区画整理事業の区画内にある公の施設の所在地番を改めるなどのためであり、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第96号 千曲
市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。 本案は、法律の改正により一部文言が改められたものであり、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第97号 平成18年度千曲
市一般会計補正予算(第5号)の議定について、当委員会に付託となりました
歳入補正全般、
繰越明許費補正、
債務負担行為補正、
地方債補正、歳出補正中第1款議会費、第2款総務費3項を除く、第9款消防費、第10款教育費、第12款公債費について申し上げます。 審査では、
職員人件費の増減理由について、
地方税法改正の市民への周知について、税収を上げるための企業誘致について、魅力ある
まちづくり基金の金額について、長野広域の計画を受け入れる際の基本的な対処方針について、
土地開発公社所有の内川の土地の利用計画について、
戸倉小学校・
五加小学校改築工事の全体計画について、
更埴西中学校の
サブグランド計画について、
総合運動場計画について、
学校給食センターの改築計画について、
学校給食センターの賄い費について等の質疑があり、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第107号 平成18年度土地売買に関する契約の締結について申し上げます。 本案は、
サッカー場建設のため、長野県所有の土地を取得する売買契約を締結するもので、審査では、プールの
取り壊し費用について、観覧席の増設について質疑があり、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議会第16号 千曲
市まちづくり基本条例制定について申し上げます。 本案は、他条例や計画などの策定指針となる基本条例で、市民の権利を明確にし、自治体の組織運営に関する
基本的事項を羅列した自治体の憲法であり、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 なお、本委員会の所管事項に関わる特定事件について、閉会中も調査が必要でありますので、
議会会議規則第104条の規定により、議長に対して閉会中の特定事件の継続調査の申し出を行いました。 以上、本委員会における審査の経過と結果について御報告を申し上げましたが、議員各位の御賛同のほどをよろしくお願い申し上げまして、
委員長報告を終わりといたします。
○議長(中沢政好君) 続いて、
戸谷福祉環境常任委員長。 〔
福祉環境常任委員長 戸谷有次郎君 登壇〕
◆
福祉環境常任委員長(
戸谷有次郎君)
福祉環境常任委員長報告を申し上げます。 本定例会において、本委員会に付託となりました案件の審査の経過と結果について御報告申し上げます。 初めに、議案第93号 千曲
市福祉医療費給付金条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。 本案は、医療保険各法及び
老人保健法の一部改正に伴い、本年10月1日から療養病床に入院する70歳以上の高齢者の
食事療養費が、食費及び居住費の負担をする
生活療養費に変更になったことから、福祉医療で支給対象とするために一部を改正するもので、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第94号 千曲市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。 本案は、ごみの減量、分別をさらに徹底するために、来年度から世帯人員2人以上の世帯について、
ごみシールを削減し、市内に住所を有しない者及び事業者が排出できるごみ袋の数を削減するために、条例の一部を改正するもので、審査では、
ごみシールを削減する根拠について、
ごみ減量化の数値目標、目安について、
ごみシール制度のあり方と今後の見通しについて、市民への周知方法などの質疑があり、また
ごみ減量化と一部有料化は必ずしも一致しないのではないか、
ごみ有料化へ向けて根拠を明確にすべきではないか、有料化することにより不法投棄がふえるのではないか、
ごみ完全有料化への布石ではないか、などの意見があり、審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第95号 千曲市清潔で美しい
環境づくりをめざす条例の一部を改正する条例制定について申し上げます。 本案は通行の妨げになり、地域の環境を悪化させる要因となっている
放置自動車を
自動車リサイクル法に基づく
使用済み自動車とみなすことにより、これまでより迅速な処分が可能になるよう所要の改正をするもので、市内における
放置自動車の状況について、軽自動車を含めた今後の
放置自動車の調査方法について質疑があり、審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第97号 平成18年度千曲
市一般会計補正予算(第5号)の議定について、本委員会に付託となりました歳出補正中第2款総務費第3項、第3款民生費、及び第4款衛生費3項を除く案件について申し上げます。 本案は4月の
職員人事異動等に伴う人件費の調整分及び行政運営上緊急に必要な経費等を追加するもので、第3款民生費では、
知的障害者援護事業である
授産施設建設補助金、及び
老人福祉施設建設補助金の追加、
高齢者福祉施設へ給湯している倉科温泉の温度低下と成分減少の原因調査に要する経費、
障害者医療費等の伸びによる
福祉医療給付費や、
自立支援法実施に伴う
精神障害者居宅支援費の追加、
上山田地区に整備を進めている
子育て支援センターの用地取得に要する経費などを追加するもので、審査では、
老人福祉施設等建設事業について、
倉科温泉分析業務委託の詳細内容及び
温泉成分分析後の対応について、
後期高齢者医療広域連合設立準備委員会負担金について、
子育て支援センター用地の取得単価及び今後の整備に当たっての箇所づけ、順位づけについて質疑があり、審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第98号 平成18年度千曲
市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の議定については、本年10月1日から施行した
保険財政共同安定化事業に伴う1件当たり30万円を超える給付費が対象となる事業の医療費に変更が生じ、千曲市の拠出金及び交付金が増額となったため、財源更正を行うもので、
資格証明書及び
短期保険証の発行件数について、
資格証明制度のあり方と滞納者との関係について、医療機関への受診相談の状況について質疑があり、審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第104号 長野県
後期高齢者医療広域連合の設置について申し上げます。 本案は、高齢者の医療の確保に関する法律が本年6月に公布され、平成20年4月1日から新たに
後期高齢者医療制度が開始されることから、法の施行準備のために、本年度末までに、法の定めにより、すべての市町村が加入する広域連合を
都道府県ごとに設置するためのもので、審査では、新制度へ移行するに当たって、現在加入している保険との調整及び市民への周知について、75歳以上とする新制度の目的・本旨について、被
保険者意向の反映方法について、広域連合における住民意見の反映方法について、などの質疑があり、審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 なお、原案可決後、委員から本件に対して、「長野県
後期高齢者医療広域連合は、平成20年4月から新たな医療制度として
後期高齢者医療を実施するために設置されるが、県内全域を区域としていることから、住民の声が届きにくい制度です。また、新たな医療制度であることを踏まえ、平成19年4月からの準備期間も含め、
市町村議会への報告義務、
後期高齢者の意思反映の仕組み、情報公開の徹底などに努めることを要望する」との
附帯決議案が提出され、慎重審査の結果、可決されました。 続いて、9月定例会において継続審査となっておりました請願第6号 中区地籍への生
ごみ堆肥化施設及び
ごみ焼却施設建設計画の白紙撤回を求める請願について申し上げます。 初めに、9月定例会以降の閉会中における審査の経過と内容について申し上げます。 10月13日、委員会を開催し、今後の審査の進め方、論点の洗い出し及び関係者を参考人として招致し、意見を聴取することを、全会一致で決定いたしました。また、説明員の出席を求め、
区民説明会を含めた市の対応について説明を聴取いたしました。 10月24日、委員会を中区公民館において開催し、歴代中区区長6名に参考人として出席を願い、生
ごみ堆肥化施設の誘致について、総会における誘致決定の経緯、市へ要望するに至る検討経過、
ごみ焼却施設建設計画に対する地元の意向等について意見を聴取いたしました。 11月7日から9日までの3日間、行政視察を行い、千葉県柏市での
ごみ焼却施設・
灰化溶融施設の建設について、用地選定から
灰化溶融処理方式と管理運営まで、神奈川県藤沢市では、生
ごみ堆肥化施設の建設について用地選定から運営管理まで、神奈川県三浦市では
バイオマスタウン構想に基づく生ごみ等の堆肥化について、民間主導型第3セクターによる
バイオマスセンター事業について調査いたしました。 11月21日、委員会を開催し、請願者である「中区文化の里と環境を守る会」会長及び婦人部長、並びに新田区長及び代理区長に参考人として出席を願い、請願書に記載されている反対理由について、
自然公園建設の有効利用・代替案について意見を聴取いたしました。 12月4日、委員会を開催し、本請願について、これまでの論点整理及び検証を行いました。 次に、本定例会における
委員会審査の経過と結果について申し上げます。 審査では、
ごみ焼却施設建設地検討委員会の進め方、市長部局における生
ごみ堆肥化施設建設候補地の
絞り込み経過と根拠、なぜ平成13年度中区総会の決議の時点を原点とするのか、
白紙撤回そのものの意味、生
ごみ堆肥化施設と
広域連合ごみ焼却施設の建設計画の具体性などについて質疑があり、また生
ごみ堆肥化施設の残渣処理と
ごみ焼却施設は結びつかないのではないか、市長が言う原点について再度確認する必要があるのではないか、などの意見があり、さらには市長の委員会への出席を求める意見があったことから、市長の出席について諮った結果、市長の出席については、本定例会本会議において一般質問に対する答弁から十分斟酌できるとして、賛成少数により市長の出席は見送ることに決しました。 本請願の討論では、市は
ごみ焼却施設と切り離して考えるとしており、白紙撤回と同じである、しかしながら白紙撤回というのは中区を含めないということではない、市長は平成13年度中区総会決議が有効であると言うが、平成18年度の要望は提出されていない、このような施設の建設に反対はつきものだが、中区の決議を待つのではなく、計画も今後10年間の後期になるとしており、ここでは白紙、ゼロにして再出発すべきである、中区総会において議案として出され、正式に決定したことは事実であり、手続きにも瑕疵はなく、区の要望は決定事項であるが、場所選定に当たって、
ごみ焼却施設建設地検討委員会の中身に瑕疵はないが、選定方法に問題があり、市側はもう少し慎重に地区要望を考えるべきである、生ごみの
堆肥化施設については初めから市長部局において中区と絞り込んでいるが、その経過については根拠に乏しく、説得力を欠いており、ここは白紙撤回、一たん白紙に戻すべきであり、採択すべきであるとの討論に続いて、中区総会において生
ごみ堆肥化施設の誘致を決定したことは事実であり、現時点では区の意思が未決定でもあることから、中区総会の動向を見守り、議会として判断する必要がある、計画の全体像が見えてこないこと、市側が中区地籍へ絞り込んで行った検討資料についても提示を求め、さらに計画全体について検証する必要がある、中区総会での
堆肥化施設誘致の要望は歴代区長の参考人との懇談で明らかとなった、
ごみ焼却施設については
建設地検討委員会において複数箇所の候補地から
必要条件等消去法により絞り込んでおり、
選定事務手続きに瑕疵はない、
検討委員会中間答申は、地元の了解を得て候補地とするとしており、執行権者の本来の仕事の範囲を制限してしまう恐れもあるので、さらに継続して調査・審査する必要があり、継続審査とすべきであるという、継続審査を求める討論があり、意見が分かれたことから、継続審査とするか採択するかを諮った結果、賛成多数で継続審査とすべきものと決定いたしました。 続いて、陳情について申し上げます。 新田区から出された、陳情第16号 中区地籍への
ごみ焼却施設及び生
ごみ堆肥化施設建設計画の白紙撤回を求める陳情の審査では、願意は請願第6号と同じであり、先ほどと同様の理由により継続審査とすべきであるという意見と、本陳情は請願第6号とは異なり、新田区の総意として反対しており、採択すべきであると意見が分かれました。採決の結果、賛成多数により継続審査とすべきものと決定いたしました。 次に、陳情第18号 安全・安心の医療と看護の実現を求める陳情の審査では、
長野赤十字上山田病院の現状を踏まえても、願意は妥当であり、採択すべきであるとの意見があり、慎重に審査を行った結果、願意妥当と認め、全会一致、採択すべきものと決定いたしました。 なお、陳情の趣旨に対し、本委員会において、安全・安心の医療と看護の実現を求める意見書(案)を提出することに決定いたしました。 次に、陳情第19号 療養病床の廃止・削減と
患者負担増の中止を求める陳情の審査では、慎重に審査を行った結果、願意妥当と認め、全会一致、採択すべきものと決定いたしました。 なお、陳情の趣旨に対し、本委員会におきまして、療養病床の廃止・削減と
患者負担増の中止を求める意見書(案)を提出することに決定いたしました。 なお、本委員会において審査中の付託事件について、閉会中も審査及び調査が必要でありますので、
議会会議規則第104条の規定により、議長に対し、閉会中の特定事件の継続審査及び調査の申し出を行いました。 以上、本委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げましたが、議員各位におかれましては、よろしく御賛同賜わりますようお願い申し上げ、
委員長報告を終わります。
○議長(中沢政好君) 続いて、内
宇田建設経済常任委員長。 〔
建設経済常任委員長 内宇田和美君 登壇〕
◆
建設経済常任委員長(内宇田和美君)
建設経済常任委員長報告を申し上げます。 本定例会において本委員会に付託となりました議案6件の審査の経過と結果について御報告を申し上げます。 当委員会では慎重審査を期すため、市道路線の認定・廃止・変更の3議案については現地調査を行った後、書類審査に入りました。 初めに、議案第97号 平成18年度千曲
市一般会計補正予算(第5号)の議定について、当委員会に付託となりました歳出補正中第4款衛生費(3項)、第5款労働費、第6
款農林水産業費、第7款商工費、第8款土木費については、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第99号 平成18年度千曲市
八幡水道事業特別会計補正予算(第1号)の議定については、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第100号 千曲
市総合観光会館の
指定管理者の指定については、平成19年4月から
指定管理者制度を採用する千曲
市総合観光会館について、現在同会館に事務所を置いている千曲
市観光協会を
指定管理者に指定をし、指定の期間を3年間とするものであり、審査では、現在の会館利用状況、
指定管理者と他の会館使用団体との関係について、などの質疑があり、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第101号 市道路線の認定については、八幡地区東條4号線は、国道18号バイパスの関連で移設する防火水槽を管理するため、新設する路線を市道として認定するものであり、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第102号 市道路線の廃止について、屋代地区、升ノ浦2号線は、路線全部が造成用地内に取り込まれるため、路線の全部を廃止するものである。また、桜堂地区、神田線は路線全部が開発用地内に取り込まれるため路線の全部を廃止するものであり、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 次に、議案第103号 市道路線の変更については、屋代地区、新田線は、しなの鉄道屋代高校前駅への接続道路として整備する路線を事業着手するため、路線の起点を変更するものである。 また、須坂地区、市道151号線には「水辺の楽校整備事業」により、千曲川河川敷に整備される親水公園の接続道路として整備するため、路線の終点を変更するものであり、慎重審査の結果、全会一致、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。 次に、陳情第17号
ごみ焼却施設及び生
ごみ堆肥化施設建設候補地(遊水池)の有効利用に関する陳情について申し上げます。 審査では、構想自体はよく考えられているが、
ごみ焼却施設及び生
ごみ堆肥化施設建設問題は継続中であり、中区の承認が得られていない、こうした陳情は地域づくり計画で検討することが好ましい、近隣に類似施設があり、総合計画でも水辺の楽校・更埴中央公園野球場・市民プールの整備で多額のお金がかかるため、財政的な検討が必要である、千曲市全域を考慮しての公園計画の一環ではないので、現在結論を出すのは時期尚早である、
ごみ焼却施設及び生
ごみ堆肥化施設建設候補地の結論が出ていない、中区から出された請願についても議会として結論が出ていない、などの意見があり、慎重審査の結果、本陳情は、全会一致、継続審査とすべきものと決しました。 なお、審査中の付託事件について、閉会中も審査が必要でありますので、
議会会議規則第104条の規定により、議長に対し閉会中の特定事件の継続審査の申し出を行いました。 以上、本委員会で審査いたしました議案の審査の経過と結果について御報告申し上げましたが、議員各位の御賛同のほどをよろしくお願いを申し上げ、報告を終わります。
○議長(中沢政好君) 続いて、
総合交通対策特別委員長。 〔
総合交通対策特別委員長 金沢 利君 登壇〕
◆
総合交通対策特別委員長(金沢利君)
総合交通対策特別委員長報告を申し上げます。 本定例会において、本委員会に付託となりました請願1件、新幹線駅
設置推進活動に関する請願について、審査の経過と結果について申し上げます。 審査では、請願事項において、「現存の期成同盟会を解散し新たな設立準備委員会を設置すること」はどういうことを要望しているのか疑義がある。また、予定地の再検討について趣旨内容がわからないので調査が必要である。現在の期成同盟会は解散と等しい状況であり、けじめをつけることが重要である。また、新市建設計画等では、新幹線駅設置を計画していることを考慮すれば、建設予定地の検討や現在の経済環境下の正確な建設予算の算出等での検討は適切な請願である。請願趣旨については理解できる、などの意見があり、採決の結果、賛成多数で趣旨採択すべきものと決定いたしました。 以上、本委員会で審査されました請願の審査の経過と結果について御報告申し上げましたが、議員各位におかれましては、よろしく御賛同を賜りますようお願い申し上げ、
委員長報告といたします。
○議長(中沢政好君) 以上で
委員長報告が終わりました。 これより
委員長報告に対する質疑を行います。御質疑はありませんか。 3番、森 貘郎議員。 〔3番 森 貘郎君 登壇〕
◆3番(森貘郎君) ただいま
委員長報告がありましたけれども、
総務文教常任委員長に質問いたします。 議会第16号 千曲
市まちづくり基本条例制定についての報告があってですね、慎重に審議したというふうに報告がありましたけど、どういう慎重審議だったのか、その内容がなかったんですが、報告してもらいたいと思います。どのくらい慎重審議っていうのは、どのくらい何時間ぐらいやったのかですね、この2点、お答えいただきたいと思います。
○議長(中沢政好君) 答弁を求めます。
宮下総務文教常任委員長。 〔
総務文教常任委員長 宮下静雄君 登壇〕
◆
総務文教常任委員長(宮下静雄君) 森議員にお尋ねしますが、総務文教
常任委員会において質疑、討論された内容について説明しろということでしょうか。 お答えをいたします。当日は総務文教
常任委員会においては森議員も傍聴をされておりまして、ごらんになったとおり、慎重審査の結果、全会一致で可決とされました。 以上であります。
○議長(中沢政好君) 3番、森 貘郎議員。
◆3番(森貘郎君) 私も当日は傍聴してたんですけれども、時間についてもお答えなかったですけれども、ほとんど1分かかるか、かからないかだったと思うんですよね。だから、何も審議されていないというふうに私は思います。そうしますと、何も審議しないのに、慎重審議したっていう報告は、虚偽の報告のようになりませんかね。それから、採決したって言いますけれども、何も審議もされていないものをですね、採決してですね、報告するっていうことはどういうことなんでしょうか。つまり、慎重審議っていうのは、審議しないように慎重審議したってことですか。お答えいただきたいと思います。
○議長(中沢政好君)
宮下総務文教常任委員長。 〔
総務文教常任委員長 宮下静雄君 登壇〕
◆
総務文教常任委員長(宮下静雄君) お答えをいたします。 森議員も多分御承知をしておると思いますが、地方自治法によりまして、議長権限内において総務文教
常任委員会を私は進めておりました。すべて、ですから委員会において一歩も逸脱はしていないつもりであります。 以上でございます。
○議長(中沢政好君) ほかに御質疑はございませんか。 〔「進行」と呼ぶ者あり〕
○議長(中沢政好君) 進行の声がありますので、以上で質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。議案第92号から議案第104号及び議案第107号、以上14議案については討論の通告がありませんので、討論を終結し、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。 各議案については
関係常任委員長報告のとおり、原案可決と決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中沢政好君) 異議なしと認めます。よって、議案第92号から議案第104号及び議案第107号、以上14議案については原案のとおり可決されました。 議会第16号 千曲
市まちづくり基本条例制定について討論に入ります。通告がありますので、発言を許します。 3番、森 貘郎議員。 〔3番 森 貘郎君 登壇〕
◆3番(森貘郎君) 3番、新風の会の森 貘郎です。千曲市まちづくり基本条例について反対討論します。 まず初めに、私はまちづくり条例をつくることに反対しているものではありません。私だけが共同提案者や賛同者になっていないんですけれども、たまたま4月の全員協議会での説明会に私、所用のため欠席したために、多分そのときに署名を集められたんじゃないかと思いますので、署名しませんでした。 その後ですね、会派の共同提案者になっておりました方から署名を勧められたんですけれども、そのときに9月議会でまちづくり条例を採択したいというような提案をして、採択したいというような話を聞いてですね、ちょっと時間がね、十分な審議にならないんじゃないかなと思って、議会としてはもうちょっと時間をかけてやるべきだなというふうに思いました。というのは、また私自身も、まちづくり基本条例についてそんなに詳しく知っていたわけではありませんので、自分なりに納得してから賛同者なり何なりになる方がいいんじゃないかと思って署名をしなかったわけですね。 それで、新風の会の皆さんと、新風の会としても、何としてもこの問題を研究してやっていかなきゃいけないっていうことで、7月には飯田市自治基本条例シンポジウムに参加申し込みをしました。しかし台風で、これちょっと行けなくなってしまったもんで、後で資料だけ取り寄せました。それから9月だったですかね、上越市の地域自治組織のセミナーに参加したりですね、私自身も個人的にも二度ほど関連の研修会に参加して、この問題について私なりに考えてきました。そして、新風の会でもやっぱりやらなきゃいけないっていうことを話ししたんですけど、なかなか意見集約というところまでいきませんでした。 9月議会への提案がですね、市の方との協議のために延期になったということで、私どもは、もうちょっと先行きになるんじゃないかなと。すぐ12月っていうことじゃないんじゃないかなって思って、議会としてもその間に議論を進めていくっていうことが大事だなというふうに思ってましたし、会派でもいよいよ、それこそ一条一条検討しなければいけないなというふうに話し合っていました。 ところが12月議会に提案されると聞いて、11月24日だったと思いますが、提案者である原議員に、新風の会でまとめた修正箇所とさらにこれから検討すべき点を申し入れてですね、急いで提案するんじゃなくて、もうちょっと議会として議論するように求めました。 しかし、そのときに提案者の原議員はですね、既に市長部局との、行政との協議も終わったことであるから提案したいという意向でありました。私たちは申し入れを行っただけだったんですが、そしたらその翌日にですね、新聞報道で、いわゆるニセコ町の条例に酷似しているという報道が出ましてですね、私たちもびっくりしたんですね。それでまあ、そういうものであるということは知らなかったということだったんですよね。 しかし、議案としてもう提出されましたので、12月12日、一般質問の初日にですね、会派として正副議長に提案者にした申し入れと同じことを申し上げました。議会として取り組んでほしい、対応を考えてほしいというふうに申し入れたわけです。 ニセコの条例が土台になっているっていうことは、私たちも知っていましたけれども、48条中45条がニセコ町とあるのを千曲市と書きかえただけのね、そういう条例であるとは全く思っていなかったわけです。そこまで疑っていなかったというか、出されたその素案を読んでも、そういう疑いの目で一々チェックして読んだわけではありませんから、わからなかったわけです。しかしまあ、私たちが、もっときちんと検討したりですね、条例についてやっていれば、そのことはもっと早くわかったんじゃないかなというふうに思います。 新風の会もそうですけれども、議会も恐らく皆さん全然、ほとんど知らなかったんじゃないかと思うんですよね、そういう条例であるってことはですね。ですから、そのことは結果として議会が十分に審議していないということが、これで明らかになったってことじゃないでしょうか。ただ、その条文がニセコ町のものに似ているかってことじゃなくてね、議会の審議が足りないっていうことが、明らかになったってことが一番大事だと思うんですよね。 もちろん市民に対する説明でも、5月だったですかね、説明会を開いたわけですけれども、そういう説明は全くしていないと思います。 やっぱりそういうことを考えるとですね、まちづくり基本条例の中身がですね、市民がまちづくりの主役であり、主人公である、主体なんだって書いてあるわけですね。それから、ここに住む、千曲市に住むことそのものが誇りに思えるような暮らしづくりをしたい。それで、住民自治が最終目標であると。そして条例の理念を育てていくんだと。市民が育てていくんだって言っているのにですね、しかし今行われているまちづくり条例のこの進め方というのは、全く逆だと思うんですよね。 市民は主役どころかですね、1回ただ説明されただけです。市民参加のアリバイづくりに利用されていると言ってもいいぐらいじゃないでしょうか。8回の説明会で260人ぐらいですよね、集まったのはね。千曲市に住む誇りどころかですね、こういうことが明らかになってしまってですね、恥ずかしくなるような条例ってことになりますよね。理念を育てるどころか、最初から理念を踏みにじっているという以外ないんじゃないでしょうか。 ですから、一番重要な原則であるというふうに提案者も説明している情報公開、情報共有等、市民参加が全く行われていないんですよね。こういう条例を、急いで今、この12月議会で何としても決議をするという意味があるんでしょうか。急いで決議する必要があるんでしょうか。 それから、何かつくる前からですね、とりあえずつくって、修正や改正をしていけばいいじゃないかっていうふうに言っていますけれども、既にこういうふうに明らかになってきているんですから、それを十分に検討したり、審議してから制定するといいますかね、議会として決議しても、ちっともおかしくないと思いますね。 私はとにかく、これまちづくり基本条例っていうのは、第13章第47条と書いてますけれども、他の条例、規則、その他の規定によりまちづくりの制度を設け、または実施しようとする場合においては、この条例に定める事項を最大限に尊重するんだと。自治体の憲法だとか、まちづくりの憲法だっていう、そういう大事な条例なんだって言っているんですよね。それを、ただ議会がね、提案して議会でぱっとこう、手続だけを踏んだからっていうことでね、採決して決めてしまっていいんでしょうか。 この条例は、私はただ条例をつくればいいっていう条例じゃないと思いますよ。その条例をつくっていくプロセスがうんと大事なんですよね。だから、まちづくり条例をつくること自体がもうまちづくりの始まりなんですよ。第一歩なんですよ。そのことを考えていただきたいんですよね。議会でつくっちまえばいいっていうもんじゃないと思います。 もう一点だけですね、ニセコのものがいいもんならいいじゃないかっていうふうに言われる議員さんもいたようですけれども、私はずっとこのまちづくり条例、基本条例読ませてもらってね、何回読み直しても胸に落ちてこないんです。なんだろうなと思って、おかしいなと、どこがおかしいんだろうかなと、なかなかわからなかったんですよね。 しかし、やっと少しわかってきましたね。この条例は、条例自体が悪いっていうんじゃないんですけれども、非常に問題があって、これを議会が、あるいは議会だけでね、決めてしまうっていうことには、うんと問題があるんですよ。というのはね、これは私の考えですけれども、ちょっと聞いてもらいたいと思いますが、これは最初に出されたときには、議会の条項がなかったはずですね。これニセコのやつもないんですよ、一番最初の。今は入ってます。そこで、田沢議員さんから議会の条項がないじゃないかと、議会のことをつけ加えた方がいいっていうふうに提案があって、それで、ちょこっと入ってますね。議会と市を一緒にしたような形でね。だけど、これ地方自治法に定められた議会の規定みたいなものがただ加えられているだけなんですね。 じゃあ、どうしてニセコのまちづくり条例が最初に議会のことを何も触れていないのかと。これが、このニセコのまちづくり条例のうんと大きな意味だと思いますね。 つまり、答えは簡単といえば簡単なんですけれども、これは議会がつくった条例ではないんですよ。ニセコのまちづくりはですね、町長と、つまり行政と住民、町民の間で、いわば取り交わされた条例なんですよ。その関係をつくった条例なんですよ。言ってみればニセコの町長と町民の直接民主主義による、町政のまちづくりを進めていくルールづくりなんですよ。それがニセコのまちづくり条例なんですね。だから、言ってみれば行政と住民の直接の契約なんですよ。だから、悪く言えば議会は外されているんですよね。議会は間接民主主義、代表制民主主義ですから。最初のニセコの条例では、その点に触れられていなかったというのは、そういうことだと私は思いました。 それで、何となくわかったんですよね。つまり、行政と住民の間で交わす条例をですね、議会がつくるっていうことは、どうもおかしいんですよね。悪くっていいますか、考えようによっては、ニセコの条例は、議会は要らないって言っているようなことになりかねないんですよね。そのかわり、町長は行政が住民と直接的にやるわけですから、非常に自分に対して厳しく、みずからを律するといいますかね、宣誓を行うとかってやってる、これは結局住民との信頼関係をきちんとつくらなきゃいけないですからね。 そこで、行政と住民の間の信頼関係を築くために情報共有、隠し事はしない。これはニセコのものです、というようなことを最初から隠したりしないでですね、住民が中心となって、市民参加でまちづくりをやっていくっていうふうになってるわけですね。 だから、千曲市の条例はですね、それをそのまんま議会がつくるっていうことは、下手をすると行政との間に口出しをしてですね、執行権に介入するみたいな形になってしまうんですよ。だから議会がまずつくるべきは、議会と住民の信頼関係を築くための議会条例なんですよ。議会条例をつくらなきゃだめなんですよ。それは今、いわゆる地方分権時代になってですね、これから進めていくということで、今までの地方議会では、そのままではだめなんですよね。これはもう、皆さんいろいろやってますよね。全国市議会の会とか何とかの会報にも、しょっちゅう出てきますよね。とにかく、今までのとおりっていうんじゃなくて、変えてかなきゃいけないっていう時代になっているわけですよね。それをですね、自分のやることを棚上げしたような形でですね、行政の方にあれこれ、ああせい、こうせいと言うのは、完全におかしいんですよね。 もちろん、今回の条例の中にあった宣誓をするっていうような条項は削られましたけれども、その辺のことが非常にあいまいな形で行われているためにですね、これ幾ら読んでも胸に落ちないっていう感じが私はしました。私は、提案者にも、正副議長にも申し上げましたけれども、少なくともですね、そういうことですから、地方議会の位置づけっていうものをしっかりしなきゃいけないんですよね。これはうんと大事なことだと思います。十分に議論して、それは完璧なものはできないまでもね、今こういう時代ですから、議会のあり方ってものをきちんとつけなきゃいけない。それから自治会とか自治区ですね、住民自治のためのシステムっていうものを、きちんとつくり変えなきゃだめなんですよね。今までのやり方ではね。だから、こういうことでトラブルが、例えば中区の今の署名、請願とかって、みんな出てきているわけですよね。そのことをコミュニティなんていう言葉で書いて、割と簡単にしか触れていないんですよね、ニセコのやつは。 それからもう1点、私は、いわゆる男女協働参画、女性や若い人がですね、市政やまちづくりに参加するっていう視点は非常に欠けていると思います、ニセコのやつはね。そういうことの必要がなかったのかもしれませんけど、もし私たちのまちでやるっていうんでしたら、それをぜひ検討してつけ加えていきたいなと思います。 それから、わかりやすい条文にする。私、前も行政の予算の説明や何かわかりやすくしてくださいと言いましたし、このたしかまちづくり条例の中にも、そこを強調していますよね。ですから、子供っていいますか、中学生くらいが読んでわかるような形にね、書く。 それから、構成や章だてはね、私、ちょっと読んだらね、やっぱり情報公開のところなんか、非常に重複してるんですよね。このことは、具体的には提案者と正副議長の方に申し上げましたけれども、その辺もまだまだ整理してですね、幾らでもいい条例にできると思います。 それから、もう1点は私ね、市の総合計画、今やってますね。この間、基本計画か何か、第6章のところに、やっぱり住民参加の問題が出てましてですね、そことの整合性っていうのを図るっていうことは、このまちづくり条例を、ただ条例つくって終わりじゃなくてですね、これを実行していくために、絶対必要だと思うんですよ。そのためにも私は時間が必要だなというふうに思っています。 何としてもですね、今までこの議会でも議員さんちがみんな、私もそうですけれども、行政に対してですね、とにかく米澤議員が言いましたけれども、山登りでも、これはあかんなと思ったら引き返すことの方が大事なんだっていう、例を挙げて話されてですね、何でも一度決めたらそれをやるんだっていうことではなくてね。疑問の声があったり、途中で疑問だなと思ったら、引き返そうじゃないか。とどまろうじゃないかっていうことを、我々は今、行政に対してしょっちゅう言っているわけですよね。それを自分たちはしないでですね、もう条例、これやることにしたからって言って、何を言われようがどんどんどんどんやってしまう。これはね、全然、自分の言ってることとやってることと、私は合わないと思います。 今回のことは千曲市民の名誉や信用を非常に傷つけたと思います。私は、やっぱり。そういう条例をね、手続だけが済んでいるからっていうようなことでですね、議会が通してしまうっていうことはね、もうそれは、市民の代表の資格をね、みずから放棄するようなものだと私は思います。 私は、このまちづくり基本条例が提案されたことの意義といいますかね、それはもう本当に高いなと思います。十分意義があると思います。しかし、そのことと、いろいろ今指摘されている、市民の声からもいろいろ声が出ているのに、それを全く無視して、議会だけで決めてしまうということとは、全く別の問題だと思いますね。 ぜひですね、これ議会費、年間2億円以上かかってるんですから、2億円以上使って市民のための、市民の立場に立った議論をしてですね、議会として堂々と胸を張ってね、制定できるような、そういう条例にしようじゃありませんか。何が何でもここでやらなきゃいけないっていう理由はないと思います。 それからですね、この間、千曲市まちづくり条例を考える会っていう市民の会がありましてですね、そこでこのまちづくり条例について、いろいろ意見が出ました。そして要望書がね、議長の方に出されています。 そして、それ3点だけ出ていることを私、読ませてもらいますけれども、市民説明会で示された素案ですね、5月に市民説明会でやった素案と、今回は市の方との協議の結果、訂正されているわけですよね。修正されているわけですよ、前文なんかはほとんど書きかえになってますね。それはまだ市民には説明されていない。議会報で全戸に配られたものも、前の条例ですよね。ですから、その修正点については、ちゃんと示して、市民への説明がなされていないという指摘ですね。
○議長(中沢政好君) 発言中ですが、森議員に申し上げます。討論はできるだけ、ひとつ簡潔にお願いいたします。
◆3番(森貘郎君) もうちょっとで終わります。それからですね、やっぱりまちづくりの憲法と言われるこの基本条例は、重要な条例であるから、千曲市民が胸を張って誇れるような条例にしてもらいたい。 それから、議会や行政任せでなく、市民が参加して条例をつくることが大事である。私たち市民にも、まちづくり条例をつくることに参加させてほしいという要望書が出ています。 もう1点ですね、この間の学習会ではですね、この市民への説明会をやったチラシについても疑問が出されました。これ千曲市議会、千曲市議会ではっていうふうになってますけれども、もちろん大多数の者が署名しているにせよ、これはまだ議会として決まったものではありませんから、千曲市議会有志とあるべきであってですね、議会がやったものではないんですよね。こういう点も法的にどうなのかというような疑問が学習会で出ました、考える会で出ました。 いろいろ考えるとですね、まだまだ議会として、きちんと話し合わなければいけない、議論をしなければいけないこと、それから市民に対してきちんと説明しなけりゃいけないことがうんとあると思うんですよね。そういうことで、この議案について、私は反対しますけれども、どういう形で議会がやっていくべきかということをですね、ぜひ話し合って考えていただきたいと思います。 以上で反対討論といたします。
○議長(中沢政好君) 続いて、23番、西澤今朝人議員。 〔23番 西澤今朝人君 登壇〕
◆23番(西澤今朝人君) 23番、西澤今朝人でございます。 議会第16号 千曲市まちづくり基本条例について、賛成の立場から討論をいたします。 自治基本条例制定の動きが近年急速に広がっております。今なぜこうした自治基本条例が必要なのかについてでありますが、制定の背景には大きく二つの理由があります。 まず第1は、地方分権への対応であります。各自治体は自己決定、自己責任で行政運営を行う時代となりました。みずから自立して活動するためには、みずからの行動を律する基本的なルールを市民とともに共有する必要が生まれたということであります。 第2は、市民活動への対応であります。NPOやボランティア活動の活発化と、地域への関心や市民参画、協働の機運が今まで以上に高まってまいりました。住民投票、情報公開や説明責任を求める声の高まりなどに対応可能な自治のルールを明確に定めた規定が今まで不十分でありました。 以上のような背景の中から市民と市と議会それぞれの役割と責務を明確化し、市民皆さんのまちづくりへの参画の仕組みを制度として保障する公的ルールを速やかに制定しなければならなくなったのであります。 次に、この条例案を提案するに当たっては、全国で最初に制定した北海道ニセコ町を平成15年合併前の更埴市議会合併推進特別委員会が視察を行い、その後各地の実態調査を含め、検討を重ね、このたび提案されたものであります。この間、市内全区長さんの御協力をいただき、市内8カ所で千曲市まちづくり条例(案)の原案を説明し、意見聴取を行ってまいりました。さらに8月には、条例原案を市内全戸に議会報とともに配布し、御意見を求めた次第であります。 以上、条例の必要性、事前説明の経過について申し上げ、全会一致で可決されることを望み、賛成討論といたします。
○議長(中沢政好君) 続いて、21番、田沢佑一議員。 〔21番 田沢佑一君 登壇〕
◆21番(田沢佑一君) 21番、田沢佑一。私は、ただいま提案されております議会第16号 千曲
市まちづくり基本条例制定に対し討論いたします。 本案に対し、なぜ私が共同提案者になったかであります。日本共産党議員として、常日ごろから、住民こそ主人公、こういう立場から活動してまいりました。 地方自治の現状は、財政的には3割自治で、国・県の動向に大きく左右され、特に近年の国・地方の財政危機は、今後の行政運営に明るい展望を見出せない状況があります。 一方で、制度的には、地方分権が叫ばれ、財政的な保障がない中で、具体化がなされております。このような中で、住民が主人公、市民がまちづくりの主役になるには、主役である市民と行政が情報を共有し、そのもとでの市民参加が必要であります。 30年近く議員をしてきて、常日ごろ感じていることは、議会にはある程度の情報は提供されますが、十分ではなく、自治法上、議会と理事者は対等とは言っても、名ばかりで圧倒的に情報量の差があり、市側が流す情報は恣意的であり、都合のよいものばかりで、問題が起きない限り真実が明らかになりません。市民参加についても、かつてよりはふえておりますが、型ばかりのものが多いのが実態ではないでしょうか。各種審議会や委員会に公募の委員などの採用もありますが、そこに提供される行政の情報は、行政にとって都合のよいものばかりで、誘導的でさえあります。 ニセコ町は人口4,600人程度の小さな町で、町民の一人一人の顔が見える行政であり、徹底した情報の共有と住民参加を柱に、大変よくできた情報公開条例、個人情報保護条例などを制定し、基本的にすべての会議を公開し、まちづくりには住民自治が必要であり、住民自治は情報公開に尽きる。こういうことから、行政の持っている情報を住民と共有する。同じ情報という土俵の上で行政の説明責任を果たす。こういう立場を貫いて行政運営を行ってきた、こういう大変すぐれた実績の中から、このまちづくり基本条例が誕生いたしました。 議会ですら、同じ情報の土俵の上で議論がなされていない現状から、ニセコ町の条例をまねることにより、市側の検討も経た上で、一気に市民の権利として位置づけたことは、ある意味で評価できるわけであります。ニセコ町の条例制定以後、各地で同様の条例が制定されておりますが、その多くが情報の共有や、知る権利、市民参加が薄まっておりました。 本条例は、まちづくりの基本原則、情報共有、まちづくりに参加する権利など、しっかりと位置づけられております。6万4,000人の千曲市に、4,600人のニセコ町の条例をそのまま当てはめるには少々無理があると思いましたが、人口規模がニセコ町に比較的近い上山田町と対等合併した千曲市に当てはめても、情報の共有と住民参加のルール化であり、今後一層厳しい行財政運営が求められる市にとって、必要な条例だと思っております。 最後に、私は本条例の制定に当たり、重大なミスを犯してしまいました。それは、住民自治を高めるために、情報の共有と市民参加を規定する条例であり、市民参加が最も求められるべきであるにもかかわらず、これが十分に行われていない現状で、本議会で共同提案者になってしまったことであります。 マスコミの報道は、市民に関心を高めたことは事実でありますが、この条例が、先ほど森 貘郎議員の指摘にもあるように、真に市民に役立つものにするためには、提案する側がこの条例の精神に基づき、情報の共有を市民と行い、市民論議と参加を十分に得た上で制定すべきでありました。具体的に申し上げれば、素案を議会報と一緒に配る段階からであります。この手続を行わないで、強引に制定することは、議会みずからが条例の精神をみずから破ることであります。よって、私は本案に対し、議決に加わらないことを表明し、議場を退席いたします。
○議長(中沢政好君) 続いて、18番、中澤直人議員。 〔18番 中澤直人君 登壇〕
◆18番(中澤直人君) 18番、中澤直人です。私の前に2人賛成討論しておりますが、私からも賛成討論したいと思います。 私は、ただいま議題となっております千曲市まちづくり基本条例については、この条例をつくろうとした経緯から申し上げたいと思います。 合併問題で揺れておった当時、県内はもとより全国的に旧市町村が、今までのまま、それぞれの主張を繰り返し、合併の機運は高まりませんでした。しかし、財政的にこのままでは行き詰まるだろうと、仕方なしの合併を考えるようになって、方々で合併特例法、期限ぎりぎりの合併ができたわけでございます。 当千曲市においても、それぞれ異なった自治体の合併で、住民の間にもそれぞれ合併してからのまちづくりの基本的に共通した条例が必要だろうとの考えがあり、研究をしてきたわけであります。当時の小さな町、田沢議員が言いましたけれども、4,500人くらいです、今、ふえておりますね、人口は。先進的な考え方でまちづくりに取り組み、活気のある町、ニセコ町を行政視察したわけでございます。 ちょっとニセコ町の紹介させていただきます。有島文学ゆかりの地として有名な町であります。有名な文学者有島武郎氏は、父親が苦労して農地を開墾したものを農民のものだという考えから、早くに農地解放したわけでございます。そして、当時は司法的に左は流されましたけれども、集団での耕作をしようと。そういうことで、農地解放したわけでございます。しかし戦後、これは農地解放になりまして、個々のものになっているような、という話です。この農地解放したものを記念して、有島記念館、こういうものを建ててあるわけでございます。そして、そこが全国から有名になっているわけでございます。 なお、当時の町長さんは、税務係長のころ、いろいろと進言をして、100万そこそこの職員の研修費を1,000万円ぐらいまで上げたらどうかと。そして、日本国内のいいところを勉強してきて町で取り入れようと、こういう先進的な町でございます。そして今はね、確かね、ゴルフ場とセットで航空券が売ってると、こういうくらいね、進んだ町でございます。すべての面で大変進んだ町で、実は信州新町の有島生馬記念館、ここへニセコ町の方からね、姉妹都市提携を申し込んできているわけですね。そんなことで、私たちはニセコへ行ったときに、すぐそばの信州新町の姉妹都市だというようなことでね、まず最初から好意を持って行った。 正直言って私は、保守系ですけれども、どちらかと言うと、革新系のところへ行ったけれども、私はうんと気に入ったんです、ここの町を。その町の条例です。これは私はいいんじゃないかと思います。 そして、その条例をつくるのに、その逢坂町長ですかね、その町長は若いころから地方自治研究会というものを立ち上げ、学生や周りの人たちと十分に研究を重ねてきて、住民のための基本条例をつくっているわけでございます。 今、千曲市がね、いろいろ重大な問題を抱えています。それぞれの市民の言うことを、聞いていくのはもちろんですけれども、まずどんなところでもたたき台とか、そういうものを用意してみんなに示したわけでございます。議員の皆さんも、この条例そのものについて、見て、これはいいなと思ったんです、これはいいなと思ったものを、ただ11月になってからニセコ町の模倣だと、こう言われただけで、ぐらっとするのも私はどうかと思います。 私たちは、住民運動そのものに対して、まだまだ千曲市は本物になっていないと思います。私はそういう意味で、やはり市会議員たる者は、あの選挙を勝ち抜いて出てきた住民の代表だと思います。これ住民の意見を乗せていくのにも、どうやってその代表を選ぶかどうか。私はまず、基本をつくって、そして私たちの任期はあと1年半少しあります。4年を経ずして見直すとなっています。普通は4年ごとに見直すんですが、4年を経ずしてということは、つくったばかしは、まあ1回か2回ね、私たちの任期中に改正までするくらいにして、充実した議案にしていけばいいんじゃないかと、かように思っているわけでございます。そんなことで、今回私は賛成討論といたします。
○議長(中沢政好君) 以上で、通告による討論は終わりました。他に討論はありませんか。 13番、唐澤宗弘議員。 〔13番 唐澤宗弘君 登壇〕
◆13番(唐澤宗弘君) 13番、唐澤宗弘。 私は、日本共産党議員団の一人として、ただいま上程されております議会第16号 千曲
市まちづくり基本条例制定について討論に参加をいたします。 本条例案は、まちづくりの主体は市民であるとの住民自治の原点に立って、行政、議会の役割を明確に定め、住民自治を将来にわたって保障していくことを念頭に作成されております。 条例は、市の最高法規として市の憲法的な性格を持つものでありますので、内容的には情報の共有と住民参加の精神がしっかりとうたわれております。新生千曲市に住むことが誇りに思えるようなまちづくりの考えが盛り込まれています。それゆえ、私どもはこれまで本条例案づくりにかかわってまいりました。 ところが先日、市政等のあり方を専門的に研究されている有識者から、今回の千曲市のまちづくりの基本条例の作成過程で市民が参画していないのはなぜか、住民自治、住民参加を命としている条例づくりに市民が一人も参加していないなんて前代未聞だという指摘を直接受けてしまいました。 そのような指摘を受けて考えてみると、本条例案の作成過程は、条例づくりに積極的な、先ほど西澤議員から述べられたように、旧更埴の一部の議員さんが先進地の状況を視察し、調査を行い、各派代表が提案者となり、素案が提案されました。その後、条例作成に賛成の議員も含めて、条例素案の説明検討会が持たれました。 市民への周知を図るため、5月中に住民説明会を8回開催しました。その後、市長の意向もあり、若干の修正を行い、本条例案となったわけであります。この過程で、条例づくりの住民の直接の参画は全くないことは事実であります。 私は、条例の中身には重大な関心を持ち、積極的に検討してまいりました。しかし住民の参加については、これを軽視して、条例案の検討会や勉強会のときの住民の参加について、一言も参加した方がいいという発言をしてきませんでした。そういう誤りを犯してしまったわけであります。私自身、そのことを深く反省すると同時に、住民が主人公、住民参加を目指すまちづくり条例案に住民の考え、意向が少しも反映されていないのは、誤りではないかという考えに至りました。 本条例案は、どうしてもこの12月議会に議決しなければならない緊急性はないわけであります。今後、この条例案をもとに住民にも参加をしていただき、十分な時間をとって検討し、より充実した条例づくりに変えるためにも、ここで議決することは、時期尚早であると考えます。このまま条例の精神とは逆に、住民不参加のままで議決するとするならば、それは議会の自殺行為に等しく、大きな禍根を残すことになるのではないかと考えます。 私は、賛同者の一人に名を連ねております。しかし、現在のこの議案に対する心境は、今申したとおりの認識です。大変消極的でありますけれども、現在の私の認識を表明するために、この議決の際には退席をしたいと思います。 以上です。
○議長(中沢政好君) 他に討論はありませんか。 (「進行」と呼ぶ者あり)
○議長(中沢政好君) 進行の声がありますので、以上で討論…。 (「議長、動議。休憩を求めたいと思います。休憩動議。」の発言あり) 〔動議賛成者3名 挙手〕
○議長(中沢政好君) はい。所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。 よって、ここで暫時休憩をいたします。 午後3時27分 休憩 --------------------------------- 午後3時40分 開議
○議長(中沢政好君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 以上で討論を終結し、採決いたします。 お諮りいたします。 議会第16号については、
総務文教常任委員長報告のとおり原案可決と決するに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(中沢政好君) 起立多数。よって、議会第16号は原案のとおり可決することに決しました。 請願第6号については、討論の通告がありませんので、討論を終結し、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。 本請願については、
福祉環境常任委員長報告のとおり継続審査と決するに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(中沢政好君) 起立多数。よって、請願第6号については継続審査とすることに決しました。 請願第7号については、討論の通告がありませんので、討論を終結し、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。 本請願については、
総合交通対策特別委員長報告のとおり趣旨採択と決するに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(中沢政好君) 起立多数。よって、請願第7号については趣旨採択と決しました。 次に、付託事項の中間報告について。
長野赤十字上山田病院対策特別委員長より中間報告を行いたい旨の申し出がありましたので、この際これを許します。 原
長野赤十字上山田病院対策特別委員長。 〔
長野赤十字上山田病院対策特別委員長 原 利夫君 登壇〕
◆
長野赤十字上山田病院対策特別委員長(原利夫君)
長野赤十字上山田病院対策特別委員会の中間報告を申し上げます。 当委員会は、平成18年9月定例議会において、
長野赤十字上山田病院の実態調査及び今後のあり方に関すること。2、その他これに関連することを付託事項として全会一致で設置されました。 当委員会は、国立長野病院の後医療を引き継いだ
長野赤十字上山田病院は、年間8万人余の入院患者、10万人を超える外来患者に医療を提供しており、本市の中核的病院として重要な位置を占めております。このことから、病院の存続を求めるとともに、医療享受者に対し、医療の後退につながらないことを前提に調査、検討を行ってまいりました。 以下、本日までの調査、検討の概要を御報告申し上げます。 平成18年9月21日に、特別委員会を開催し、
長野赤十字上山田病院の存続に関する陳情について審議を行い、願意妥当と認め、全会一致で採択いたしました。陳情の採択に伴い、地域医療を担う医師確保を求める意見書を
厚生労働大臣に、また
長野赤十字上山田病院の存続及び医師確保を求める意見書を長野県知事並びに日本赤十字社社長、日赤長野県支部長に提出することを決定いたしました。 続いて、国立上山田病院統合後の後医療を
長野赤十字上山田病院が担うに至った経緯及び
長野赤十字上山田病院経営対策チームの組織、権限及び検討内容と検討状況について、市の担当部課長より説明を受け、確認を行いました。 また、当委員会の今後のあり方について、協議を行い、類似病院の視察調査の実施を決定いたしました。 平成18年10月16日に、中澤議長と私が、日本赤十字社長野県支部を訪問し、
長野赤十字上山田病院の存続及び医師確保対策等についての要望を提出いたしました。当日は青木事務局長が対応されましたが、その際、
長野赤十字上山田病院は独立採算で運営していること、また県支部が個別の病院に財政支援をするシステムはなく、上山田病院への財政支援は不可能であるとの発言がありました。 平成18年10月18日、類似する滋賀県の大津赤十字志賀病院の視察調査を行いました。大津赤十字志賀病院では、病院長、事務部長、会計課長と面談をし、病院の経営状況、自治体による財政支援の有無、大津赤十字病院との関係、医師確保対策、その他について調査を行いました。 大津赤十字志賀病院は、
長野赤十字上山田病院と同様に、国立病院の統廃合により廃院となった病院施設を新築した後に、後医療を日赤が引き受けて開院したものであり、病床規模は療養50床を含め150床、診療科目は7科で運営されておりました。病床利用率は療養で85.5%、一般病床84.1%とのことでありました。また、200床以下の病院は、ベットの利用率が90%以上でも赤字になることが多いとの所見を表明され、赤字解消のために相当の努力の跡が伺われました。 大津赤十字志賀病院も、独立採算で運営されておりましたが、上山田病院と同様に、人事権は本院にあるとのことでありました。医師確保については、院長が盆暮れに大学教授などにあいさつをするなど、東奔西走しているとのことでありました。その他の調査データは資料として添付いたしましたのでごらんください。 引き続き、翌19日、
厚生労働省に対し、地域医療を担う基幹病院の医師確保対策について、また日本赤十字社には
長野赤十字上山田病院の存続及び医師確保対策についての要望書を提出いたしました。
厚生労働省所管課長からは、医師確保に関しては、ケース・バイ・ケースで対応するので、今後具体的な問題は相談に応じたいとのお話でありました。 続いて、日赤本社を訪問し、要望書を提出いたしました。日赤本社では堀野部長と面談をし、その際部長からは、日赤本社からの個別病院に対する財政支援は行わないとの発言がありました。 平成18年11月17日に特別委員会を開催して、大津赤十字志賀病院の視察結果及び
厚生労働省と日本赤十字社への陳情結果の統一所見を取りまとめました。また、中間報告の取りまとめについては、委員長に一任をいただきました。 平成18年11月21日、議長に対し、
長野赤十字上山田病院対策特別委員会の中間報告書を提出いたしました。 翌22日、議長の要請により、森副委員長が議長とともに、宮坂市長に対し、
長野赤十字上山田病院の今後のあり方について提言を行いました。その要旨は、病院の存続を前提に、
長野赤十字上山田病院の経営責任の所在を明確にし、経営責任者が今後の経営計画を速やかに提示されるよう要請すること。 二つは、病院側からの経営計画の提示がない場合は、医療行政上いかに対応すべきか、市としてマスタープランを作成する必要があるとの内容で、議会として提言を行いました。 以上が、本委員会における現在までの調査、並びに活動の概要であります。前段申し上げましたが、平成17年度入院患者8万7,652人のうち50%が、また外来患者では10万4,172人のうち73%が千曲市民であります。このように、多くの市民が
長野赤十字上山田病院から医療提供を受けており、今後も医療体制の充実の視点から、病院の存続を図ることが肝要であるとの立場で、さらに調査、研究、協議を重ねてまいります。何とぞ議員各位の御協力をお願い申し上げて中間報告といたします。 以上。
○議長(中沢政好君) 以上で、特別
委員長報告が終わりました。 なお、本特別
委員長報告は、中間報告でありますので、報告のみにとどめます。 続いて、付託事項の中間報告について、
基本計画策定に関する
調査特別委員長より中間報告を行いたい旨の申し出がありましたので、この際これを許します。 原
基本計画策定に関する
調査特別委員長。 〔
基本計画策定に関する
調査特別委員長 原 利夫君 登壇〕
◆
基本計画策定に関する
調査特別委員長(原利夫君)
基本計画策定に関する調査特別委員会の中間報告を申し上げます。 平成18年3月定例会において、千曲市総合計画基本構想に関すること、2、千曲市総合計画基本計画に関すること、3、その他これに関連すること、以上3点を付託事項として
基本計画策定に関する調査特別委員会が全会一致で設置されました。 総合計画は、千曲市の向こう10年間の計画を決めることにとどまらず、千曲市の未来方向を明確に決定するものであります。千曲市の未来については、国内すべての自治体と同様に、決して平坦なものではありません。人口の減少や経済の中央集権化による地方財政の疲弊をいかに乗り越えるか、そのためには、消費的施策から財源の涵養策を中心とした政策的施策への展開がまさに求められているのであります。 議会は、総合計画の議決事項について、従来の基本構想にとどまらず、基本計画にまで拡大させました。このことは、計画の作成を行政に任せきりにせず、議会みずからが構想と計画を練り上げ、提言し、責任ある審議を深めるためであります。 このような基本的な考えを踏まえて、本特別委員会では、付託事項に関して本日まで精力的に調査、検討を進めてまいりましたので、これまでの経過と活動の概要について御報告を申し上げます。 初めに、委員長の西澤今朝人現副議長のもとに平成18年3月23日、初めての特別委員会を開催し、付託事項及び今後の進め方について、まず確認をいたしました。 次に、平成18年4月17日、特別委員会を開催し、付託事項である市の基本計画の策定スケジュールについて、担当課から説明を聴取した後、各
常任委員会並びに各特別委員会における検討事項及び今後の進め方について確認を行いました。 次に、平成18年5月19日、特別委員会を開催し、総合計画に関する各
常任委員会並びに各特別委員会の意向を取りまとめ、及び将来都市像について検討を行い、基本構想の根幹及びその方向性について意見集約をするとともに、あわせて今後の進め方及び日程等について確認を行いました。 また、次回特別委員会において総合計画における体系、及び市のスケジュールについて説明を求めるとともに、各
常任委員会から提出された基本構想部分の再集約と、千曲市の将来方向について取りまとめを行うため、小委員会を設け、検討することについて決定をいたしました。 次に、平成18年6月1日、特別委員会を開催し、5月19日、30日に開催された小委員会からの報告を全会一致で了承するとともに、千曲市の将来都市像について高所大所から検討を行いました。また、市の基本構想に係る体系図(案)について、担当課に説明を求めるとともに、市の今後のスケジュールについて説明を聴取し、それぞれ確認をいたしました。 その際、基本計画の策定に当たっては、その趣旨と性格について、総合計画の策定に当たっての要望趣旨として付し、各常任委員長、各特別委員長の了承・同意後、議長から市長へ要望書を提出することで全会一致、決定いたしました。また、あわせて今後の進め方及び日程についても、全会一致で確認いたしました。 次に、平成18年6月7日、特別委員会を開催し、各常任委員長及び各特別委員長を参考人として招き、前回取りまとめた
常任委員会要望について同意を得た後、西澤委員長から原議長、当時ですが、に基本構想部分についての市長への要望書が手渡されました。 そして、6月15日には原議長から宮坂市長へ議会としての要望書を進達いたしました。 基本構想にかかわる要望では、千曲市の将来方向を目指す姿を、活力に満ちたまち(交通、産業、自立、財政)2は若者、高齢者に魅力のあるまち(人口増加、定年帰農)、3は癒しと健康のまち(温泉などの資源、健康)、4市民と協働するまち(市民参加、参画)の四つとして、財政基盤の確立がこれら計画実現のかぎであると付しました。 次に、平成18年7月27日、特別委員会を開催し、市の基本構想第1次案について担当課から説明を受けた後、第1次案に対する質疑及び委員意見を整理いたしました。 次に、平成18年8月4日、申し合わせ任期改選による特別委員会を開催し、正副委員長の互選を行いました。 次に、平成18年8月23日、特別委員会を開催し、委員会構成が一新されましたので、改めて付託事項の確認と委員会調査経過の確認を行うとともに、市の基本構想第1次案の修正部分について、担当課から説明を受けた後、質疑、意見を申し上げました。 平成18年10月5日、合併後に県内で唯一総合計画を策定した東御市に調査視察を行い、東御市総合計画の概要について、総合計画策定の経過について、特にスケジュールと合併時の新市建設計画との整合性、審議会やパブリックコメント等について説明を受けるとともに、議会のかかわり方、とりわけ議会の統一見解の取りまとめ方法や、議会の意向を計画に反映させる手法、議会の総合計画の審議方式、本会議及び委員会で行われた主な質疑内容、さらには議決に条件を付す等の対応について調査を行いました。 次に、平成18年10月16日、特別委員会を開催し、千曲市総合計画の基本計画部分について、各委員会からの提出事項の取りまとめ及び整理と、基本計画の骨太方針について検討し、各基本目標について3班に分担して整理、検討をすることを確認いたしました。 次に、平成18年11月2日、特別委員会を開催し、3班において整理、検討した千曲市総合計画の基本計画を、基本計画における骨太方針としてまとめ上げました。また、議長から市長への要望書を提出することが全会一致で決定され、原委員長から中沢議長へ要望書を提出いたしました。 これを受けて11月10日には、中沢議長から宮坂市長へ、千曲市議会骨太方針として進達いたしました。千曲市議会骨太方針は、市の六つの基本目標に対して、議会として特に骨太な計画を取り上げ進達したもので、市の基本目標1から4は消費計画であり、まさに基本目標の5が、目標1から4の施策の裏づけとなる財源確保上もっとも重要な目標であると定め、6点の財源涵養策を盛り込んだものであります。 次に、平成18年11月20日、特別委員会を開催し、市の基本計画案について説明を受けました。しかしながら、市の基本計画案は、議会が主張した、財政基盤の確立がこれら計画実現のかぎである、とした積極的な財源の涵養策に乏しく、特別委員会は再度この点を議長から市長へ要請することを全会一致で決定し、私から中沢議長へ再度要請書を提出いたしました。これを受けて、11月28日には中沢議長から宮坂市長へ要請書を進達いたしました。 この要請書では、基本目標5が基本目標1から4の施策の裏づけとなる財源確保上、最も重要な計画であり、この内容を強化することとし、夢のある将来計画を支えるダイナミックな財政計画を立てること、2、自主財源涵養策の目標及び施策の内容等を明確にすること、の2点を重点要請いたしたところであります。 次に、平成18年12月20日、特別委員会を開催し、市の基本計画のうち、財政計画について、また新市建設計画と総合計画の比較について市の説明を受けました。委員会では、合併時に市民に約束した新市建設計画の一部を市が中止するには、市は市民が納得する十分な説明を行う必要があるとの意見の一致を見ました。この点を議長から市長へ要請することを全会一致で決定いたしました。 以上、本特別委員会における本日までの調査、並びに活動の概要を申し上げましたが、総合計画は本市にとって最も重要な計画でありますので、今後も議会として鋭意調査、研究をしていく必要があります。 今後も市民の皆様の一層の御理解を願うとともに、引き続き議員各位並びに理事者を初めとする職員各位の各段の御協力をお願い申し上げます。 以上で、中間報告といたします。
○議長(中沢政好君) 以上で、特別
委員長報告が終わりました。 なお、本特別
委員長報告は中間報告でありますので、報告のみにとどめます。 ---------------------------------
△日程第2 議会第17号 議案第104号 長野県
後期高齢者医療広域連合の設置についての附帯決議(案)
○議長(中沢政好君) 日程第2、議会第17号 議案第104号 長野県
後期高齢者医療広域連合の設置についての附帯決議(案)についてを議題といたします。 提案説明を求めます。 14番、
戸谷有次郎議員。 〔14番
戸谷有次郎君 登壇〕
◆14番(
戸谷有次郎君) ただいま議題となりました議会第17号 議案第104号 長野県
後期高齢者医療広域連合の設置についての附帯決議(案)について、提案理由の説明を申し上げます。 本案は、先ほど議案第104号 長野県
後期高齢者医療広域連合の設置についての議案が可決されたことに伴い、その執行に際し、本決議案を尊重して進めていただくため提案するものであります。 平成20年4月からの新たな医療制度として75歳以上の
後期高齢者医療を実施するために、広域連合が設置されるわけでありますが、県内全域を区域としていることから、住民の声が届きにくい制度であり、また新たな医療制度であることから、準備期間を含めて議会への報告、
後期高齢者の意思反映の仕組み、情報公開の徹底などに努めることを要望するものであります。 議員各位におかれましては、本案の趣旨を御理解いただきまして、よろしく御賛同を賜りますようお願い申し上げ提案説明といたします。
○議長(中沢政好君) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか。 (「進行」と呼ぶ者あり)
○議長(中沢政好君) 進行の声がありますので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本案は、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中沢政好君) 異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (「進行」と呼ぶ者あり)
○議長(中沢政好君) 進行の声がありますので、討論を終結し、採決いたします。 お諮りいたします。 本案については、原案可決と決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中沢政好君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。 ---------------------------------
△日程第3
常任委員会の閉会中の継続審査又は特定事件の調査の件及び
議会運営委員会の閉会中の
所掌事務調査の件
○議長(中沢政好君) 日程第3
常任委員会の閉会中の継続審査又は特定事件の調査の件及び
議会運営委員会の閉会中の
所掌事務調査の件を議題といたします。
関係常任委員長からお手元に配布いたしました目下委員会において審査中の事件について、また所管事務のうち特定事件の調査事項について、及び議会運営委員長からお手元に配付いたしました議会運営等に関する事項について、会議規則第104条の規定により、閉会中の継続審査または調査の申し出があります。 お諮りいたします。 各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査または調査とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中沢政好君) 異議なしと認めます。よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査または調査とすることに決しました。 ---------------------------------
△追加日程第4 議会第18号 安全・安心の医療と看護の実現を求める意見書(案)
△追加日程第5 議会第19号 療養病床の廃止・削減と
患者負担増の中止等を求める意見書(案)
○議長(中沢政好君) ただいま、
戸谷有次郎議員ほか7名から、議会第18号 安全・安心の医療と看護の実現を求める意見書(案)並びに議会第19号 療養病床の廃止・削減と
患者負担増の中止等を求める意見書(案)、以上議案2件が提出されました。 この際、これを日程に追加し、それぞれ追加日程第4、及び追加日程第5として議題としたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中沢政好君) 異議なしと認めます。よって、議会第18号及び議会第19号を日程に追加し、議題とすることに決しました。 議案を配布いたさせます。 (議案配付)
○議長(中沢政好君) 議案の配布漏れはありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中沢政好君) 配布漏れなしと認めます。 追加日程第4 議会第18号及び追加日程第5 議会第19号、以上2議案を一括議題といたします。各議案に対する提案説明を求めます。 14番、
戸谷有次郎議員。 〔14番
戸谷有次郎君 登壇〕
◆14番(
戸谷有次郎君) ただいま議題となりました議会第18号 安全・安心の医療と看護の実現を求める意見書(案)について、提案理由の説明を申し上げます。 本案につきましては、先ほどの
委員長報告で申し上げましたとおり、同様の陳情を採択したことに伴い意見書を提出するものであります。 安全・安心の医療の実現は切実な願いになっております。 しかしながら医療現場は、医師や看護師の不足が深刻化しており、長野県においても医師不足により診療科や病床を縮小・削減する病院が続出し、地域医療が崩壊する危機的状況が生じております。今、医師・看護師の確保は非常に困難になっており、医師・看護師の人員配置基準を抜本的に改善し、安全のコストも含めた増員の財政保障を実現することが求められております。 よって、政府におかれては、直ちに医師・看護師の確保対策を行うとともに、大幅増員に向けた抜本的な対策と予算の拡充を行うよう意見書(案)を提出するものであります。 次に、議会第19号 療養病床の廃止・削減と
患者負担増の中止等を求める意見書(案)について、提案理由の説明を申し上げます。 本案につきましては、先ほどの
委員長報告で申し上げましたとおり、同様の陳情を採択したことに伴い、意見書を提出するものであります。 我が国の医療制度は、国民皆保険制度のもとで、国際的にも評価される保健医療水準を維持し、長寿社会の実現に寄与してきたわけでありますが、急速な少子高齢化などの社会情勢の変化の中で、持続可能な医療制度の構築は急務となっております。 こうした中で、さきの国会で成立した医療制度改革関連法に、入所介護や入院を担っている38万床の療養病床を大幅削減し、2011年度までに介護保険療養病床は廃止、医療療養病床は15万床にする療養病床の再編が盛り込まれました。 政府は、削減する23万床で療養している人々を介護施設や在宅に移すとしているわけでありますが、現在、特別養護老人ホームの待機者は全国で38万人を超えております。 既に、7月1日から始まった廃止・削減計画により退所者が生まれており、このままでは多数の介護難民、療養難民を生み出すことが危惧されております。 また、法律には、高齢者の患者負担を大幅に引き上げることが含まれ、10月1日からは70歳以上で、現役並みの所得者の医療費窓口負担が2割から3割に引き上げられました。 療養病床に入院する高齢者については、食費の負担額がふえ、居住費が自己負担として追加され、リハビリについても、ことしの診療報酬の改定で日数制限が実施され、全国でリハビリ中断者、いわゆるリハビリ難民が生まれております。 よって、国においては、高齢者が地域で安心して療養できる施設やベッドを十分に確保し、高齢者の患者負担の軽減、リハビリの日数制限を撤廃し、個々の患者の必要性に応じて行えるようにする等、国民だれもが安心できる医療制度を堅持するよう意見書(案)を提出するものであります。 議員各位におかれましては、両意見書案の趣旨を御理解いただきまして、よろしく御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案説明といたします。
○議長(中沢政好君) ここで議案審査のため暫時休憩いたします。 午後4時17分 休憩 --------------------------------- 午後4時30分 開議
○議長(中沢政好君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより質疑に入ります。 追加日程第4 議会第18号、及び追加日程第5 議会第19号、以上2議案については質疑の通告がありませんので、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 各議案は委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中沢政好君) 異議なしと認めます。よって、委員会付託を省略することに決しました。 これより討論に入ります。議会第18号及び議会第19号、以上2議案については討論の通告がありませんので、討論を終結し、直ちに採決いたします。 お諮りいたします。 議会第18号及び議会第19号、以上2議案については原案可決と決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(中沢政好君) 異議なしと認めます。よって、議会第18号及び議会第19号、以上2議案については原案のとおり可決されました。 以上で、本日の日程は終了いたしました。 ---------------------------------
○議長(中沢政好君) 市長から閉会のあいさつがあります。宮坂市長。 〔市長 宮坂博敏君 登壇〕
◎市長(宮坂博敏君) 閉会のあいさつを申し上げます。 本定例会は、12月5日に開会され、本日まで17日間にわたり開かれましたが、御提案申し上げました案件につきましては、終始御熱心な御審議をいただき、それぞれ御決定、御同意を賜りましたこと、深く感謝を申し上げる次第であります。 議員各位には、本議会での御質問、そして委員会等を通じて、
長野赤十字上山田病院の存続問題や、生
ごみ堆肥化施設等を初め、今後の市政運営に当たって、いろいろな御意見や御提言をいただきました。 いずれも千曲市の将来の発展を願ってのことであり、また、厳しい市の財政を心配されてのことでありますので、私も真撃に受けとめ、今後の市政運営に生かしてまいりたいと考えております。 また先ほど、本議会において、千曲市まちづくり基本条例が可決されました。地方分権が進む中で、これからのまちづくりは、基本条例を基本に、市民と行政、そして議会がそれぞれの果たすべき責任と役割を自覚し、お互いがパートナーとして協力をしながら、まちづくりを進めていかなくてはならないと考えております。市民並びに議員各位には一層の御協力をお願いする次第であります。 さて、平成19年度は、本年12月8日に成立した地方分権改革推進法が施行されます。また、総務大臣が地方分権改革担当大臣を兼任するなど、分権改革は一層進むものと考えております。 特に国では、平成19年度の地方交付税総額を15兆2000億円と見込んでおり、18年度に比べ7,000億円程度減額する一方、「地方の活力なくして国の活力なし」という観点から、地域ブランドや子育て支援、企業立地促進、観光振興など、地方独自のプロジェクトに取り組む自治体に対して、地方交付税等で支援する新たな頑張る地方応援プログラムも19年度からスタートするとしております。 つまりこれからは、やる気のある市町村には手厚い支援をしていくという内容とも受け取れることから、市としては、しっかりと情報をつかみ、対処してまいりたいと考えております。 また、来年1月から分権改革により、所得税から住民税へ税金を移し変えるため、所得税と住民税の税率が変わるほか、景気回復のために、税負担の軽減措置として暫定的に導入されてきた定率減税が廃止されるなど税制改正が行われますが、市民皆様にはまた十分お知らせをしてまいりたいと考えております。 こうした中、市としては、19年度の予算編成に当たり、1として工業立地や企業誘致を初め地域産業の発展など地域の活力向上のための施策の推進、2として子育てや小中学校の改築、いじめ対策など教育環境の充実、3として合併4年目を迎え、新市の一体感の醸成と均衡ある基盤整備などを重点に各種の施策を進めてまいりたいと考えております。 議員各位には今後の進め方等に改めて御相談を申し上げますが、御理解をいただき、市と議会、そして市民皆様と一丸となってこの厳しい時代を乗り切ってまいりたいと考えております。一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げる次第であります。 これからは、いよいよ厳しい寒さに向かいますが、議員各位には健康に十分御留意いただきますとともに、新しい年が良い年でありますよう、御祈念申し上げ、閉会のあいさつといたします。 大変御苦労様でした。 (拍手)
○議長(中沢政好君) 以上をもちまして、平成18年第5回千曲市議会定例会を閉会といたします。 御苦労さまでした。 午後4時36分 閉会----------------------------------- 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 平成18年12月21日 千曲市議会議長 中沢政好 千曲市議会議員 青木 崇 千曲市議会議員
荻原光太郎...